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第5回 音を鳴らしてみよう


音を鳴らしてみよう。Ichigojamには「圧電ブザー」という音が出る装置がつけられるよ。
セットに入っている黒い丸い2つの脚が出たものだよ。



取付ける場所は、Ichigojamの基盤を見てみると、右側の上から4番目に「SND」という所があるね。これは「SOUND(音)」の略だ。ここは「SOUND端子」というよ。圧電ブザーの片方の脚はここに挿し込むよ。2つある脚のもうひとつは「GND」(これは「GROUND(接地)」の略の「GND端子」に挿し込むよ。



挿し込む場所に注意しよう。こんな感じで挿しこむ位置を確認しながら



水平に挿し込もう。こんな感じに。



これで「圧電ブザー」の取付は完了だ。
では、実際に音を鳴らしてみよう。
まず、BEEPと入力してみよう。
音が鳴ったかな。

「圧電ブザー」は音の周波数を変更できるよ。1から255までの数値で、数値が小さい時は高音、数値が大きい時は低音になるよ。試してみよう。
BEEP 1

BEEP 20

さらに音を鳴らしている時間も調整できるよ.

BEEP 20,250

音を鳴らしている時間は、(数値)×1/60秒だよ。

これらの音は、あくまでもブザーとしての音なんだけど、
音の高さや、音を鳴らしている時間が調整できるなら、音楽も演奏できそうだね。
あんまり厳密な音の高さは出せないし、Ichigojamだけだと単音しか出せないから、本格的な音楽の演奏とは言えないけど、音楽を演奏する命令「PLAY」というものがあるよ。
前に話した「PanCake」っていうボードを装着すると、4重和音まで出せるようになるよ。
音楽を演奏する命令はMML:(Music Macro Language)というよ。
では、実際にMMLを使って音を出してみよう。
まず、音階「ド」「レ」「ミ」「ファ」「ソ」「ラ」「シ」に対応して
「C」「D」「E」「F」「G」「A」「B」を使うよ。音楽を学んでいる人は、この対応は分かり易いよね。
そして、音階の後ろに数字を書く。「4」なら「4分音符」、「8」なら「8分音符」、「16」なら「16分音符」を表すよ。
さらに「O」と組合せて、数字「1」~「5」でオクターブを指定できるよ。数字が大きくなるほど、高い音を表すよ。
では、実際に、まずは音階を出してみよう。

PLAY "O3C2D2E2F2G2A2B2O4C2”

うーん、まあ、こんなものかな。本格的な音楽には程遠いけど、音は出せたね。

では、次の楽譜をIchigojamで演奏してみよう。
どんな命令を入れればいいか、わかるかな。
自分で、試してみよう。


PLAY "T60O3G8E8E4F8D8D4C8D8E8F8G8G8G4"

最初の「T60」は曲の速さ(テンポ)だよ。数値を大きくすると速くなるよ。

そのほか、好きな曲を演奏してみよう。